ゲームの面白さの本質を考えてみる
世間ではPS3批判、Wii批判、DSの知育ゲーム乱発批判、Wiiでアイマス出せばダンスも制御できるかも?批判(批判じゃねえ)でわきかえってるようですが、いかがお過ごしでしょうか。
ゲームの面白さの本質を考えてみた
さて、私が考えるゲームの面白さの本質は、
- 操ること
- 体験すること
- 成長すること
の3つに絞られます。
操ること
男の子の夢って大体運転手さんなんだよね
というのは後藤さん(どこの!?)の言葉ですが、これは当たってる。操ることは楽しい。
私は「操るというのは自己の拡大や延長や変身と同じ」だと考えている。
たとえば車を運転して時速100Kmで高速道路を走るとき。車と一体になった自分の意識が車体をはみ出して、道路に沿って真っ直ぐ前方に(筒状に)伸びていくのを感じる。(そういう変態かもしれない。)おそらく新幹線や飛行機やショベルカーや戦車などの運転をしてみれば、それぞれに違った意識の拡大を体験できるのだと思う。(重症な変態かもしれない。)
話をゲームに戻しても同じことで、スーパーマリオブラザーズを初めて見たときに受けた衝撃は、自分が画面内の世界を思い通りに飛んだり跳ねたりできる!という自己の拡大的な部分にあったのだと思う。(やっぱり変t)
とにかく、操ることは楽しいのだ。
体験すること
これは説明しやすい。現実ではあり得ないゲームの世界を、自分が(自分が操るキャラクタが)思い通りに駆け回り、自分と一緒に様々な体験をする。それは面白い。バイオハザードとか、すげえ怖いけど面白い体験である。
ゲームの「体験」の中には、
- 視覚の体験
- 行動の体験
- 物語的な体験
などがある。
成長すること
これはキャラの成長とプレイヤーの成長の二種類がある。
キャラの成長とは、シューティングやアクションで武装が強くなったり、RPGでキャラが強くなっていくこと。キャラが成長すれば、最初は苦労していた敵にも勝てるようになり、戦術の幅も広がっていく。
プレイヤーの成長とは、キャラを操ることが上達したり(=身体の動かし方の成長)、キャラを活かす戦術が高度になる(=知識や知恵の成長)こと。プレイヤーが成長すれば、マリオで穴に落ちなくなるし、ストIIで友達をボコって絶縁されたり、東方で弾幕を華麗によけて彼女さんに自慢できたりする*1。
成長するとゲーム内の問題解決能力が高まる。これは面白い。
さて問題
問1:操るのが楽しい、と感じるのはどのような時か?
自分の答1:自分が思った通りに手足のようにキャラを動かせて、何かを達成したとき。
問2:体験するのが楽しい、と感じるのはどのような時か?
自分の答2:未知の体験をするとき。(同じ体験を繰り返しても飽きるだけ。)
問3:成長するのが楽しい、と感じるのはどのような時か?
自分の答3:今までクリアできなかった問題をクリアできたとき。
次世代機について語る前に
君が思う「ゲームの面白さの本質」を教えてくれ!話はそこからだ!