PS3とWiiのどちらが自分(とオカン)に合っているか
自分が考える「ゲームの面白さの本質」は、
- 操ること
- 体験すること
- 成長すること
の3つにあります。
どうすればゲームは面白くなるのか?
私の場合は『上記3つの要素をもっと直感的に、またはもっと深くなるように変えていけば、ゲームってまだまだ面白くなるよね』と、こう思っとるわけです*1。
そこで今回、この
- 操ること
- 体験すること
- 成長すること
という原始的な3つの要素を軸にして、PS3とWii*2がそれぞれハードとして何を変えて、何を変えなかったのか?を考えます。それにより、どちらのハードがより自分に合っているのか?という疑問にハッキリした答えを出してみよう。
結論が見え見えな気もするけど。アーアー(∩゚д゚)キコエナーイ
PS3が変えたもの、変えなかったもの
(凡例:○…変わった!、△…あまり変わってない、×…変わってない)
- 操ること:△基本は十字キーとボタン、モーションセンサはおまけ
- 体験すること:○視覚の体験は進化した
- 成長すること:×特に変化なし
PS3まとめ『PS3とは、現実っぽいゲームを実現するもの(私見)』
PS3のゲームの映像を見ていると「よっ!次世代機!」と声をかけたくなる。CGはとても綺麗でリアル。物理演算の助けもあって動きもリアル。ゲームの映像にリアルさを求めるユーザーはPS3を即刻買うべき。
「操ること」については、SIXAXISのモーションセンサ*3がある。けどゲームに使うのは微妙だ。具体的に言うと、両手持ちのPlayStation型コントローラでテニスをやるのは苦しい。車の運転ぐらいなら使えるかもしれないけど、それは十字キーでいいし。開発者もユーザーも、もし“必要がないなら”無理にモーションセンサを使う意味はないと思う。
「成長すること」については、インターフェースに変化がない以上、従来のハードと変わりがない。ただし、現実をシミュレートする類のゲーム(車、飛行機、スポーツ、軍事、その他)においては、たとえば「微妙な土煙の上がり具合などから、状況を察知して行動を変える」というような、緻密な体験や成長ができるのかもしれない。
Wiiが変えたもの、変えなかったもの
- 操ること:○Wiiリモコン&ヌンチャクに変わって直感的になった
- 体験すること:○体で体験する「体感」になった。が、視覚の体験は進化なし
- 成長すること:○指さばきではなく、体の運動が成長するようになった
次世代機なのに視覚体験の進化なしってのは、今まであり得なかったよなぁ…。
Wiiまとめ『Wiiとは、ゲームの世界と人を近づけるもの(私見)』
Wiiが目指したのは、ゲームと人間の“関係”を変えることだった。
- 家族の誰にも敵視されない
- 年齢・性別・ゲーム経験の有無を問わない
- 家族全員にとって自分に関係のある存在になる
ゆえに、ゲームと人間を繋ぐ“かけはし”であるコントローラ(=インターフェース)がガラッと変わるのは必然だったと思う。
で、そういうコンセプトから生み出されたWiiリモコンが、自分が考える「ゲームの面白さの本質」を全てまるっと革新する結果になったのは、私にとって単なるラッキーだったのかもしれない。なぜなら、Wiiは、そのコンセプトからも分かる通り「ゲームを根本的に進化させよう!」なんてことは考えてなかったのだから。
どちらが優れているか?ではなく、どちらが合っているか
私の場合は、圧倒的にWiiが合っているようだ。Wiiほど、操ることが楽しさに直結しているゲームに出会ったのは初めてのことだと思う。具体的にはWii Sportsのことね。
そして、もし実家のオカンが「ゲームをやりたい」と言い出したならば、私は迷うことなく、Wii本体+Wii Sports+Wiiリモコン+ヌンチャク*4を買い与えるだろう。っていうかもう、母親の運動不足解消のために今度買って行こうかな…。