おいしいペヤングの作り方
ちなみに、ペヤングは一部地域ではあまり馴染みのない製品らしい。全国的に有名なのかと思っていたらそうでもなかったことを知った時の衝撃と言ったら…まあその話はいい。今日はペヤングをできるだけ工夫せずに美味しく作る方法を書き残してみる。
対象となる読者
- 硬めの麺が好きな人
- できるだけ料理したくないけど美味しく食べたい人
調理手順
- 熱湯を作る。限界まで熱い湯を作る。沸騰してからも温度は上がるので、火にかけたまましばらく放置するぐらいで
- ペヤングのラッピングを剥がし、蓋を開け、かやく・ソース・スパイス&ふりかけの3つの袋を取り出す
- 蓋についてる湯切り用のツメを持ち上げておく。意外と大事
- かやくの袋を開けて、麺の下に入れる
- 熱湯を注ぐ。できるだけ早く、段差のある所ギリギリまで注ぐ。火傷に注意
- 蓋を閉める。できるだけ早く閉める
- ソースを蓋の上に載せる。熱くなるので注意
- 2分待つ。3分ではない。2分だ!2分!心配な人は2分15秒待つ。それ以上はアカン*2
- 湯切りをする。できるだけ早く湯を捨てる。流しにダバァってやらないように注意
- 湯を全部捨てた後にさらに天空落としを何度もかまして湯を切る。必死に切る。ここで水分が残ってると不味くなる
- 湯切り満足したら落ち着いて蓋を開け、ソースを5割〜7割程度お好みで入れてすぐに手早く混ぜる。ソースは全部入れるとビシャビシャになるのでお勧めしない*3
- 全体にソース色がまんべんなくついたら、スパイスとふりかけをかけて再び手早く混ぜる。これらの後処理でモタモタしてると美味しさを損なう
- 混ざったら完成!いただきます!
完成した後でマヨネーズを少し入れるのも意外とお勧め。私はマヨネーズが苦手なのだが、焼きそばと焼きうどんとお好み焼きだけはアリだなと思っている。
まとめ
重要なのは手順ではなく、各工程における余計な但し書きの部分である。
手順は大体誰が作っても差はないのだ。差が出るのは各工程における細かい気遣いと、工程間の繋ぎの手早さなのである。
たとえば熱湯。お湯がシュンシュン言い始めればもう注いでOKだと思ってるでしょ。甘い!そこがもう甘い!!もうこれ以上は無理っす、何も変わらないっす!と感じられる限界まで熱くすること。それによって調理時間のバラツキが減る。毎回おいしく食べたいなら是非徹底して頂きたい工程だ。熱湯を計れる温度計があるなら是非使って。
そして湯切り。大体ざっと捨てればOKだと思ってるでしょ。甘い!甘すぎる!!麺を茹でたお湯は雑味の元になる。ついでに、焼きそばとか油そばのような汁なし麺の場合は味を薄くする原因になる。さらに、湯切り時に空気を通すことで麺を締める効果もある。これはとんでもなく重要な工程なのだ。
さらに混ぜ。湯切り直後にこの工程をササッとこなすことで、麺とソースの絡み合いがベストの状態になる。ここでモタモタと時間をかけてしまうと味の完成度が落ちる。
といったように、神は細部に宿るのです。おいしいペヤングを、カップ焼きそばを食べてみたいなら、是非一度お試しください。根本的な味付けが変わるわけじゃないけれど、情熱なく作った時より、少しは美味しく感じられると思います。
余談
麺類を茹でたり調理したりする時の注意点は似たようなものです。パスタとか蕎麦とか作るときも、上記のような熱湯作りや湯切りをお試しください。なお、鍋で茹でる時はできるだけ麺をいじらないようにしてね。
以上