本当より嘘の方が、そこに含まれる情報は多い

狼と香辛料」の賢狼ホロ曰く。

嘘をつくとき、大事なのはその嘘の内容ではなく、何故嘘をつくかというその状況じゃ。

情報の真偽を見抜くのは大切だ。が、さらに重要なのは、その情報が嘘だった場合に「嘘をつく理由」を考えてみること。それが判れば、嘘をついた人の意図や、その人が置かれている状況を知ることができる…かもしれない。

つまり嘘の方が、真実よりも含まれる情報が多くなる可能性は高い。

上手な嘘のコツは

本当の中に1つだけ嘘を紛れ込ませることだ、ってコナン君が言ってた。

これがバレにくい嘘であることは認める。しかしこの場合、嘘が発覚したときに自らの意図がはっきりと露呈してしまうので、嘘戦略としてはまだまだ稚拙なんじゃないかと思う。

本当に上手な嘘のコツは

マシンガンのように乱れ打つ適当な嘘の中に、本物の嘘を紛れ込ませることだ。

適当な嘘とは、意図のない嘘のこと。本物の嘘とは、意図のある嘘のこと。

意図のない嘘の洪水に飲まれた人々は、大抵すぐに「嘘をつく理由」を考えるのが馬鹿らしいことに気が付くだろう。「また嘘でしょ」と。これは本物の嘘を隠す重要な戦略の一つで。本当につき通したい嘘を隠すなら、意図の無い嘘の中ってことなのだ。あの「陽気なギャングが地球を回す」の響野を思い出したり、思い出さなかったりする。

というわけで

嘘の裏を読むのは面白い。

が!私にはできない…裏とか…読めない…UY(裏読めない)だ。