次世代シュレッダー

いろいろ考えている文章が一切まとまらないので、ストレス発散のため「次世代のシュレッダー」について考える。

シュレッダーにかければ安全か?

ストレートカットされた文書の復元は比較的容易。クロスカットの場合でも復元は不可能ではない。つまり絶対に復元されては困る文書を廃棄する場合、シュレッダーでは不十分なのだ。しかし焼却処分するのは手間である。また焼却場まで移送する間は、情報漏洩リスクに対して無防備な状態でもある(機密書類を金庫に入れて運ぶなら別だが、そこまですると重要な情報であることが周囲にバレるので、焼却前に金庫ごと盗まれる可能性もある)。

  • そこで「バーニング・シュレッダー」の登場である。

書類を細かく切り裂くと同時にヒーターの高熱によってとかちつくち…燃やし尽くして、粉々な上に黒こげにしてしまうのである。これならオフィスから一歩も離れることなく、その場で機密書類の焼却処分が可能となる。灰になってしまえば復元も不可能だ。

シュレッダーのゴミってふわっふわじゃないか?

ロスカットされた紙クズは、空気をはらんでふわっふわに膨らむ。シュレッダーはすぐに「お腹いっぱい警報LED」を点灯して動作を止めてしまう。ああもう!紙クズなんて、ぎゅぎゅっと圧縮すればゴミ袋にはまだまだ入るというのに面倒くさい!

  • そこで「紙クズ圧縮シュレッダー」の登場である。

書類を細かく切り裂くと同時に、ジャンクマンのような圧縮機が「ガシャコン!」と紙クズを極限まで圧縮。キューブ状にしてゴミ袋に放り込む仕組み。文書単位で圧縮されることになるため、復元可能性が増してしまうのが弱点。それを補うために、前述したバーニング・シュレッダーの追加機能として実装すべきかもしれない。

あとゴミ袋が尋常じゃない重さになるので、その辺りも覚悟と対策が必要。

ゴミ袋の交換面倒じゃないか?

いずれ誰かが必ずやらねばならない、シュレッダーのゴミ袋交換。これはトイレットペーパー交換と並んで「なんとなく今日の俺、運勢悪くないか?」と感じさせられる切ない出来事である。紙クズも飛び散って後片付けも大変だし。

  • そこで「サイクロン・シュレッダー」の登場である。

シュレッダーにはゴミ袋が存在せず、ホースがゴミ収集場まで直結されている。書類を細かく切り裂くと同時に、サイクロン掃除機が起動して紙クズを強引にダストシュートするのだ。ゴミ収集場側の紙屑集め機(たぶんジャンクマン風の何か)まで含めて、ビル全体を巻き込んだトータルソリューションビジネスとして展開。

エコ、気にしませんか?

地球環境に気を遣う人が増えている。全世界でプリウスが馬鹿売れしているのがその証拠だ。シュレッダーもその波をビジネスチャンスに繋げていきたいところ。しかしWikipedia情報によると、クロスカットされて粉々になった紙は、リサイクルには向いてないらしい。

  • そこで「千羽鶴シュレッダー」の登場である。

もはや「シュレッダー」ですらないのだが、投入された紙で鶴を折る機械である。どんどん投入される紙をどんどん鶴化していく。そして鶴が千羽たまったところで、ダダーと吐き出されてくるのはもちろん千羽鶴祈りの象徴である。これだと文書の内容を調べるために鶴を破壊するのも躊躇われる(セキュリティ確保)。しかも捨て難い(リデュース)。また部署内で祈願したい事柄がある場合は、次々と量産される千羽鶴を、ことごとく課長の席の近くに吊るしておくと良い。

ただし「これが御社の考えるエコなのか?」と聞かれれば「YES」と答えるしかない営業はつらい。

本当のエコ、見たくありませんか?

  • そこで「ヤギ・シュレッダー」の登場である。

説明は割愛させていただく。

結論めいたもの

シュレッダー、まだまだ進化の余地あり。